2010年10月14日木曜日

アクセス解析種類

提供形態

ASP:自前でハードやソフトを持たずに提供会社のサービスをWeb上から利用出来る方式。アクセス解析ツールの利用方法としては現在、主流型である。 


インストール型:ローカルのパソコンあるいはサーバーにソフトウェアをインストールし利用する方式。Web上のアプリケーションに縛られない自由なインターフェースが特徴。 


ハードウェア型:利用者の環境にハードウェア(サーバー)をインストールして利用する方式。大規模サイト向けのアクセス解析あるいはパケットキャプチャ型の解析形態を持つツールはこのタイプの物が多い。 



解析形態

サーバーログファイル型:利用者のサーバー上の保存されているログ(主にapacheログ)をアクセス解析ツールが読み込みそのデータを活用する。ログファイルを読み込ませる作業が発生するが自社内で完結出来る仕組みが作れる。 


ウェブビーコン型:PCにおいては現在主流のアクセス解析手法。計測したいページにタグを入れ(手動あるいは自動)アクセスされた時にその情報を計測サーバーに飛ばす方式。モバイルではapacheにモジュールをインストールする事でこの方式が利用可能。 


パケットキャプチャ型:利用者の環境にパケットキャプチャー用のサーバーをインストールする方式が一般的。アクセスされた情報をウェブサーバーとは別に取得し、その情報を計測サーバーにとばす。大規模のモバイルサイトを中心に活用される事が多い。 


コンサル型 :利用者がログデータを見ずとも、サービス提供側がアクセス解析ツールで取得したデータを分析し、その結果を報告するタイプ。自分でログデータを見なくても済むが、このサービスを提供する会社が少ないこと、またその内容に関しても玉石混合のためまだ一般的ではない。 

http://www24.atwiki.jp/realwebanalytics/


▼ここでは、2つの軸で分類することとします。
1:解析手法による分類
2:設置方法による分類

▽1:解析手法による分類
・i)サーバログ解析型
 ・Webサーバのアクセスログやエラーログを解析するタイプ。サーバ管理を自社で行っていないと導入は難しい。
  ・サイトカタリスト
   http://www.sitecatalyst.jp/index.html
  ・Visionalist
   http://www.visionalist.com/vl6/index.html
  ・ClickTracks
   http://jp.clicktracks.com/
  ・analog
   http://www.tokyo-kasei.ac.jp/~matsuki/analog/index.html.ja
・ii)Webビーコン型
 ・サイト内のHTMLページにイメージタグやJavaScriptを埋め込み、解析用サーバに情報を集めて集計するタイプ。ASP型の多くはこの方式を採用している。小規模サイトでの導入に便利
  ・インフォシークアクセス解析
   http://analyze.www.infoseek.co.jp/
  ・Google Analytics
   http://www.google.co.jp/analytics/ja-JP/
  ・らくらくログ解析
   http://www.arearesearch.co.jp/web/rakulog/index.html
  ・NINJYA TOOLS 忍者アクセス解析
   http://www.ninja.co.jp/analyze
  ・なかの人(エリア特化型ログツール)/うごく人(携帯版)
   http://nakanohito.jp/
  ・MOBYLOG
   http://www.mobylog.jp/index.html?xp=130&xm=86&xr=40
・iii)パケットキャプチャ型
 ・ネットワーク内のパケットを監視し、詳細な利用動向を追うことが可能。携帯電話向けサービスで高度なログを解析する場合、このタイプでしか実現できないことも多い。高額な予算が必要で、かつ社内の技術担当者も高いレベルが必要とされる
  ・RTmetrics
   http://www.auriq.co.jp/rt/index.html?link=mainvisual
  ・Packet Black Hole
   http://www.packetblackhole.jp/index.html

▽2:設置方法による分類
・i)ASP型
 ・無料や従量制となっており、予算的な導入ハードルが低い。ログ解析を始めるにあたって、まず最初に検討すべきタイプ
・ii)アプライアンス(ボックス提供)型
 ・パケットキャプチャ型や、イントラネット内のログ解析などに多い。比較的大規模なサービス向けで、初期費用もランニング費用も高価な場合が多い
・iii)インストールアプリケーション型
 ・技術者が社内に常駐している場合などは、検討に値するが、一般のサラリーマンが独自に利用するのは困難

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